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とある化学系大学院生の就活体験記 〜大学院生時代の僕が大切にしていたこと〜仕事内容編

おっくんです。

今日は前回話をした、学生時代に僕が就職活動の時に大切にしていたことが、社会人になってから本当に重要なことだったのかを書いていこうと思います。

化学系の学生やこれから就活の人の参考にでもなれば幸いです。

今回は仕事内容を重視したことに対する感想を書いていこうと思います。

1.なぜ仕事内容を重視して就活したのか
2.研究開発職を志望して苦労したこと
3.もしも学生時代に戻れるのならば
4.仕事内容を重視して就活した結果

なぜ仕事内容を重視して就活したのか

1番の理由はコンプレックスを克服することだったのかもしれません。

僕は中学時代からコンプレックスの塊でした。

周りの友人たちは頭もよくスポーツもできる人が多かったので、僕はいつも比較され劣等感を感じてきました。

それは高校時代も変わりませんでした。

一方で高校になると科目が増えるので、理系科目それも化学では少しだけ高い点を取れることがありました。

なので、この小さい長所を磨いて自分の存在を肯定していこうとしていたのかなと思います。

しかし、もともとあまり頭が良くなかったので、志望の大学には入れませんでした。

しかも僕の大学では理系にも関わらず、学力が高くないため研究開発職で就職できる人は半分もいませんでした。

けれどもこの環境で自分のやりたい研究開発職に就ければ、自分に自身を持って生きていけるのではないかと思いました。

もちろん、研究自体が好きだったのもあります。

ただ、自分を変えたいという思いが研究開発職に就きたいという気持ちにさせたのは事実です。

研究開発職を志望して苦労したこと

書類が通らない

何と言っても、書類が通らないことです。

僕の就活時期はちょうど修士2年の8月から採用活動というお達しが経団連から企業に言われたため、大手企業はこのルールを守る一方で、中堅企業はこのルールを守らないといういびつな状態になってしまっていました。

そのため、優良の中堅企業は4月ごろには内定を出し始めていました。

一方、僕はというと3月末の学会に出るため、発表の準備で忙しく、就職活動が全くできていませんでした。

なので、みんなが書類の書き方を勉強している時には、ずっと研究室にこもって実験や発表練習をしていました。

そのため、書類を書く時間もなければ、書けたとしてもお粗末なエントリーシートでした。

というのも、1月の終わりに反応条件を大幅に変えることになったので、残りの2ヶ月でデータを取り直すという地獄でした。

僕の同期たちが就職活動の準備を進めている中、自分だけが学会の準備をしており、取り残されている気持ちは今でも覚えています。

研究活動をしっかりしている研究室の学生さんは満足に就活ができず精神的に不安定になることを覚悟しておいてください。

しかも、就職活動は就活の準備をいかに進めてきたかが非常に重要です。

そのため、いくら研究を頑張っていても報われないことが多々あります。

なので、僕が書類が通り始めたのも就活に慣れ始めた1ヶ月後くらいでした。

技術面接

ここでは詳しく書きませんが、化学系の研究開発職に就きたい方は避けて通れないのが技術面接です。

これは僕の印象ですが、企業のレベルが高ければ高いほど、本質を捉えた質問をしてきます。

これ今、実験で証明しようとしているのに、とか、文献調べても出てこないことだよみたいな質問をされて戸惑ったのを覚えています。

もしも学生時代に戻れるのならば

企業研究

まずは企業研究をします。

就活においてもっとも重要なのは、学生の熱意と能力だと思います。

その中で、企業研究は熱意を示すもっとも有力な方法だと思います。

僕はその企業研究がとても甘かったです。

研究

研究に時間を取られて就活がおろそかになったと書きましたが、研究開発職に就く上で研究はとても重要です。

選考が進んでいくと、面接官は技術者のお偉いさんが出てくるので、いろんなことを知っていますし聞いてきます。

なので自分の研究をより深く追求していくことは就活でも活きてきます。

仕事内容を重視して就活した結果

僕は正解だったと思います。

僕はたくさんの企業からお祈りされましたが、材料の開発職に就くことができました。

今の職では、製品に自分のアイデアを入れることができたり、客先の製品と触れながら仕事をすることができるのでとてもやりがいがあります。

上司が変わったことも大きい

加えて、研究開発職は最先端のモノづくりをしていくので、日々成長を感じて仕事に取り組めるのもいいところだと思います。

まとめ

就活において仕事内容は重要!