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研究テーマの選び方 〜研究室に配属されたあなたへ〜

よし!希望の研究室に入れた!

やはりこの瞬間は嬉しいですよね。

学校によって研究室の決め方は違うと思うのですが、僕の研究室では行きたい研究室に投票して、定員よりも投票数が少なければ投票した研究室に入れる仕組みでした。
もし定員オーバーであれば、成績順で研究室に入れる人を決めて、成績が低くて溢れてしまった人は余った研究室に配属されるというルールでした。

僕の代では僕の研究室の投票数は定員が1人だけオーバーしていたのですが、なんとか入ることができて安堵したのを覚えています。

ただ、研究室配属というのはスタートラインに立ったにすぎません。

大事なのはここからどのような研究室生活を歩んでいくかです。

その中で重要なファクターを締めるのが研究テーマです。

人によっては「研究テーマの内容は関係なく、その研究テーマにどのように取り組んだかが大事。」などと言う人がいますが、僕はそうは思いません。

特に僕のように中途半端な学力の学校出身だと他の優秀な学校の学生と戦わなくてはいけないので研究の成果は就活では非常に重要だと感じました。

そんな研究テーマですが大きく分けて2つあります。

1.引き継ぎテーマ
2.新規テーマ

それではそれぞれのテーマについて説明していこうと思います。

引き継ぎテーマ

引き継ぎテーマとは、今まで先輩がやっていたテーマの続きを自分が行うことです。

メリット
1.成果発表がしやすい
2.身近に研究について聞ける人がいる

何と言っても成果発表しやすいのがいいですね!
引き継ぎにするということはテーマを存続させるメリットがあるから残っている訳なので、引かれたレールの上に乗っていればテーマは比較的順調に進んで行きます。
それに先輩がある程度進めてくれているので、ちょっとデータを増やすと学会などでも発表することができます。

しかも、引き継ぎをするにあたって、もともと担当していた先輩が直接教えてくれることが多いので、路頭に迷わず実験に取り組めるのもメリットです。

研究室での生活は学校の成績に必ずしも比例せず、研究室の生活リズムに慣れることがとても重要なので、この点もありがたいですね。

デメリット
1.新規テーマよりもやりがいは少ない

そんなメリット盛りだくさんな引き継ぎテーマですが、強いてデメリットをあげるならば、1から作り上げるという経験は新規テーマと比べると劣るのでやりがいが少し少ないかもしれません。

けれども、僕は引き継ぎテーマのメリットの方が大きいと思います。

新規テーマ

新規テーマとは名前の通り、自分が初めて行う研究テーマです。

もし成功できたらすごいですが、理論上不可能だろうというテーマが提案されることも多々あります。

メリット
1.やりがいがある
2.自分で成し遂げる力がつきやすい

やはり、新規テーマのメリットはやりがい。この一言に尽きると思います。
新規だからこそ、自力で調べなければいけないことや新しい方法を考えたりと非常に頑張らなければいけないのが新規テーマです。
この努力が報われた時の喜びは何ものにも変えることはできないと思います。

デメリット
1.成果が全然出ず、メンタルがやられる
2.周りに聞ける人がいない

とはいえデメリットはとても大きいと思います。
まず、新規テーマは難易度が高いのがほとんどです。下手したら評価設備が無い。さらに教員自身もよく分かってないということもあります。

研究がうまくいかないことに理解を示してくれる教員ならば、うまくいかない中でも頑張り続けることができるかもしれませんが、そうでないと研究がうまくいかない原因を全て自分に押し付けられ心がやられてしまいます。

また、新規テーマだと先輩も分からないので、質問しようにも質問することができないことが多々あります。

結論

引き継ぎテーマで学会などで成果を出しつつ、就活でアピールして行きたい企業に行くのがベスト!!

だと僕は思います。

このような書き方をしているのを見ると僕の研究テーマがどちらかだったか、皆さんははすぐ分かってしまうかもしれませんね笑

次回は、僕の研究テーマの取り組み方などをお話しようかと思います。