あの時、こうしてれば・・・
あなたはこんな風に思うことってありませんか?
僕はよくあります笑
そのうちの一つが研究室選びです。
特に、「学んでいる学問を活かした仕事に就きたい」と思っている学生にとって研究室選びは非常に重要だと思います。
僕は中堅の私立大学出身でその中での成績も中の下くらいでしたが、研究開発の仕事をしたいと思っていました。
なので僕は「成績も大したことのない自分が研究開発の仕事に就くには、厳しい環境で成長するしかない」と思い、厳しいところという基準で研究室を選びました。
確かに、厳しい環境かどうかで選んだのは間違っていなかったと思います。
けど、実際に配属されると僕は研究室の表面しか見ることができてなかったと痛感することになりました。
そこで、社会人になった僕があの時の自分に伝えたい研究室の選び方を書いていこうと思います。
目次
1.研究室をやめてる人がいないか
2.指導してくれる教員の数と質
3.研究室のお金持ちか
4.やりたい研究か
5.就活ができるか
それでは書いていこうと思います。
研究室をやめてる人がいないか
まず一番に伝えたいのはコレ!!
基本的に問題のある研究室では人がやめている人がいます。
(やめていないにしても精神をやられて来てない人がいます。)
もちろん全ての原因が研究室に問題があるとは思いませんが、その研究室の一つの学年で1人が辞めている、もしくは学校に来ていないということがあればその研究室が問題を抱えている可能性は大きいです。
(かく言う僕も一時期研究室に行けなくなってしまいました。)
指導してくれる教員の数と質
研究だけではないと思いますが、適切な指導を受けた方が成長は早いです。
国立の大学だと学生5、6人に対して教員が1人という研究室は普通だと思いますが、私立だと学生20人に対して教員が1人ということも珍しくありません。
なので、ゼミや研究報告で十分な指導やアドバイスをもらえないことがよくありました。
質については言わずもがなで、教員の知識のレベルや人間性のことです。
この部分がよくないと研究の方向性が間違った方向に進むだけでなく、研究がうまくいかない原因は全て学生のせいということにもなりかねません。
研究室がお金持ちか
ここは研究室に配属されるまで全く気にしたことはありませんでした。
というのも僕は、大学の研究室では成果を出すためなら、色んな試薬や器材を使えると思っていました。
しかし、研究室には資金力の差があります。なので、貧乏な研究室では自由に研究というわけにもいきません。
まず僕の研究室では、本来使い捨てと書かれているゴム手袋やディスポ(プラスチックのスポイト)を使いまわさなければなりませんでした。
(ディスポの意味ってなんだっけ・・・)
また、隣の研究室は一回使ったら捨てているパスツールを僕の研究室では洗って使い回していました。
他にも実験器具が足りなくてやりたい実験ができない日があったり、必要な試薬が買えないといったこともありました。
なので、学生同士の仲も険悪になることがありました。
やっぱ貧乏は心も貧しくなっちゃうんですね。
やりたい研究か
企業でも学問を活かした仕事をしたいならこれは大切だと思います。
かく言う僕も好きな分野の研究室を選びました。
たくさん間違えた選択をしてきた僕ですが、この考え方は正しかったと思います。
研究室で学んだことをそのまま使えることはほとんどないですが、研究室で得た経験や知識は今の仕事にも活かせています。
就活ができるか
不幸中の幸いとでも言いましょうか、僕の研究室は就活をさせてくれる研究室だったのでそこの部分は恵まれていました。
研究室によっては就活をほとんどさせてもらえなかったり、受けることのできる会社の数が限られていたりなど就活に制限の研究室もあります。
ずっとアカデミックにいるならば、それでもいいかもしれませんが、企業に勤めたいのであればこの部分はよく調べておくと良いと思います。
終わりに
という訳で、社会人になった僕があの時の自分に伝えたい研究室の選び方を書いてみました。
思いっきり勉強できるのは大学までだと思うので、自分の後悔しない道を選ぶべきだと思います!
ただ、僕はもう研究室を選ぶという機会はもう無いので、これから研究室を選ぼうとしている方々の参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。