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とある化学系大学院生の就活体験記 〜大学院生時代の僕が大切にしていたこと〜職場の人編

皆さんは転職、退職理由ランキング第一位を知っていますか?

リクナビのアンケートによると1位は「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)」、3位は「同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)」だそうです。

(ちなみに2位は労働時間・環境が不満だった(14%))

このように会社を辞める理由の多くは人間関係によるものが多いです。

僕は研究室の時、教授からアカハラを受け学校に行けない時期があったので、就職において人間関係も重要だと考えていました。

にも関わらず、パワハラ系上司に巡り合ってしまったのでそういう意味では判断を誤まってしまいました(汗)

なので、社会人3年目になった僕が就活生だった頃の自分に伝えたいことを書いていこうと思います。

これから就活する方の参考になれば幸いです。

1.説明会はまやかし 〜説明会を鵜呑みにしない〜
2.実際に働いている人に会う 〜一緒に働く人がどんな人か〜
3.思い切って面接で離職率を聞いてみる

説明会はまやかし 〜説明会を鵜呑みにしない〜

僕が入社して直後、職場の人間関係について一番最初に思ったのはコレです!

というのも、企業は優秀な学生に入社して欲しいです。

なので、説明会ではウソにならない程度に盛って話をしてきます。

作り込まれた会社DVDや人柄の良さそうな採用担当者が会社の良いところをアピールするので、説明会に行く度に「この会社いいな」と思った覚えがあります。

ごく稀に採用担当者の態度が悪かったり、技術職から飛ばされて採用担当になったということを話してしまう企業もありましたがほとんどの会社は魅力的な説明会を開いてくれます。

ただ、ここで騙されてはいけないのは、実際に自分と一緒に働く人が説明会にいることはほとんどありません。

たまに技術の社員が来てくれること説明会がありますが、表舞台に出てくる社員というのはその会社で有望な人が多いといえます。

なので、こんな良さそうな先輩社員がいるならこの会社いいな!と思うかもしれません。

しかし、問題のある社員は表舞台に出てくることはないということを念頭に置いた方がいいです。

実際に働いている人に会う 〜一緒に働く人がどんな人か〜

では説明会以外でどうやって会社を判断するか?ということになります。

これは実際に働いている人に会うに限ると思います。

やはり、志望度が高いのならば大学のOBや就職キャリアを利用して実際に働いている人と会う機会を持つべきだといえます。

特に研究室のOBなんかは非常に生々しい話(給与のこと、採用方法のこと、職場の人間関係など)してくれることがあります。

僕は、中学時代の恩師のツテなども使い、志望度の高い企業で働いている人の話を聞きました。

会社の学歴ヒエラルキーや給与のことなど、説明会では聞けないことなどを教えてもらうことができました。

あと、僕がよくしていた質問が「もしもう一度就職活動をするならば、今の会社を受けますか」というものでした。

僕はせっかくの就活なので、全く違う分野である商社の説明会にも参加したのですが、理系から商社に就職した社員の方に上の質問をしてみました。

するとその若手社員の方は「今の職もいいけど、実験をしたくなることあるよ」と話しており、研究が好きな自分は研究開発ではない職に就くと後悔すると思い、希望職種を研究開発一本に絞りました。

また、インターンシップもオススメです。

研究室によっては研究を優先しなければならず、インターンシップに行く余裕がないかもしれませんがチャンスがあるならば是非行くべきです。

実際に社会人がどのように働いているかがわかるだけでなく、その会社でどんな人たちと仕事をすることになるかを知ることができるのは大きなメリットだと思います。

さらに、インターンシップで一生懸命に仕事をして社内の人にアピールすることができれば、内定をもらえる確率が高まります。

実際に僕の会社の新入社員のほとんどがインターンシップに来ていた学生でした。

思い切って面接で離職率を聞いてみる

上の2つのことは割とありきたりかもしれません。

しかし、3つ目の離職率を聞くというアドバイスはあまりないのではないでしょうか?

なぜ、僕がそのようなことを言うのか。

それは僕の働いている職場では僕が入社するちょうど1年前に若手社員が一気に辞めるということがあったからです。

それぞれ理由は色々あるかもしれませんが、ほとんどの人が会社への不満で退職していることがわかりました。

そして、実際に働いてみて僕自身、なぜこの会社で人が辞めて行くのかを体験することができました汗

(にも関わらず、なぜ僕が会社を辞めないでいる理由はまた後日書こうと思います。)

流石に、面接の際に辞めている人のことを直接聞くのは難しいかもしれませんが、「この会社でずっと働いていきたいと思っているのですが、若手社員の定着率はどのくらいなのでしょうか」とでも聞いてみるのはオススメです。

四季報などに書いてあればいいですが、離職率の高い企業は四季報に情報が書いてないことがほとんどです。

まとめ

説明会はあくまで会社の基本情報を知る場所。

本当の雰囲気を知るには、実際に働いている社員に会ってみることが大事です。

また、就活中は内定が出るまで精神的に不安定のため聞きにくい質問はしたくないかもしれません。

しかし、就職はあくまでスタートラインです!

大事なのは入った後です。

なので、これから就活をして行く学生さんたちは有用な情報を入手して、入社してから後悔しないような就職活動をしてほしいと思います。